◆衛生環境は向上していても、患者数は横ばい◆
全国の保健所に届けられる食中毒は年間約2000件、患者数は約2万〜3万人で、毎年、数字はほぼ横ばいの状況が続いています。
衛生環境は年々向上しているはずなのに、食中毒が減らないのは、食品の大量生産や流通規模の拡大と深い関わりがあります。
ごく一部の家畜が病原菌を保有していたとしても、あっという間に世界中に広がってしまうからです。
食糧の多くを海外からの輸入に頼っている日本では、食品といっしょに、海外の食中毒菌が輸入されるケースもめずらしくありません。
また、食品冷蔵、貯蔵技術が進歩する一方、技術への過信から生じる、冷凍保存の温度管理などのミスが落とし穴になることも。
さらに、調理済み食品の普及により、いつでもどこでも食事が出来るため、手洗いの習慣に対する意識が薄れてきたことも原因のひとつとされています。
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◆食中毒を予防するためのポイント〜細菌を「つけない」「増やさない」〜◆
【手洗いの徹底】
- 衛生習慣の基本です。特に帰宅後は石鹸をよく泡立てて、両手の指の間までしっかりと!
【買い物は信頼できる店でするようにしましょう】
- 品質表示ラベルだけでなく、冷凍食品に霜がついてないか、要冷蔵と表記された商品が常温の棚に置かれていないかなど、食品がきちんと管理されているかをチェック!
【正しい保存で菌を増やさない】
- 食品は表示どおりに冷蔵庫で保存を。ただし冷蔵庫の詰め込みすぎは禁物。容量の7%以内に抑えるようにしましょう。
【調理の際も「清潔」をこころがけましょう】
- 調理時に、汚染された食品に触れた手で他の食品に触るだけで二次感染につながることもあります。
布巾やタオルは清潔に保ち、まな板や包丁は食材ごとに使い分けたり、その都度洗うことも大切です。
【これだけは守りたい加熱調理の基本】
- 加熱の目安は食品の中央部の温度が75℃の状態で1分以上。また、卵は調理の直前に割り、
揚げ物は中まで火が通るように低めの温度からじっくり揚げるようにしましょう。
【料理は長時間室温で放置しない】
- 食卓に出したものは長くても2時間以上室温で放置せず、冷めたらすぐに冷蔵庫へ。
料理の残り物は小分けして保存。容器に入れ直すときは、新しい箸やスプーンを使いましょう。
【使用後の食器類はできるだけさっさと片付けましょう】
- 汚れた食器類を荒い桶に浸したままにすると細菌が繁殖することも。
すぐに片付けない場合は、まず、予備洗いで表面の汚れだけでも落としておきましょう。
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